この記事は下記より転載しています。
メガネのアイ/補聴器センターアイ 網野店の後藤です。
突然ですが、「補聴器」という言葉を検索したことはあるでしょうか?
「最近聞こえにくくなったなぁ」と感じるご本人様や、
「家族がよく聞き返してくる…補聴器が必要?」というご家族様などなど、
「聞こえ」に関するお悩みを感じた時に、まずネットで調べてみよう!という方は多いと思います。
このページをご覧の方にも、色々調べられて弊社ホームページに
たどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。
検索サイトで「補聴器」と入力すると、続いて検索候補が表示されます。

たくさん出てきますね。
まず1番手にくるのは「おすすめ」。
「補聴器はよくわからない、とりあえずオススメを探してみよう。」…よくわかりますその気持ち。
私もよくわからないものはとりあえずレビューの良い物なんかを選びます。
2番手は「医療費控除」。
補聴器のことを良く調べている方でしょうか。はたまた同業の方でしょうか。
比較的新しい情報の「補聴器の医療費控除」が検索されているのは意外でした。
3番手は「補助金」、4番手は「値段」。
ある程度調べてみると、補聴器は意外と高いということがわかってきます。
集音器となぜこんなに価格が違うのか?というのもわかりにくいですよね。
その下にも候補は続いていくのですが、こういうものは調べれば調べるほどややこしいと思います。
そこで!
この上位の検索候補について認定補聴器技能者が
自分のお勉強も兼ねて一つずつ解説していきたいと思います。
得体のしれない(?)補聴器を知る上で、少しでもご参考にしていただければと思っております。
前置きが長くなりましたが、今回は「おすすめ」についてです。
先に結論から申し上げますと、分かりません。
身も蓋もないですね。
ただ、これは耳も目も同じで、聞こえにくい(見えにくい)理由は人それぞれ。
「補聴器のオススメは?」と尋ねられても、
顔も度数もわからない人のメガネを選んでくれと言われているようなもので、
なかなか難しいのです。
おすすめを提案するにはまず「聴力のデータ」が必要です。
ざっくり言うと、どんな高さの音が聞こえにくいのかというものですね。
軽度難聴や高度難聴等、難聴の程度まで診断するためには、耳鼻咽喉科の受診が必要です。
補聴器取り扱い店でも聴力は測定させていただくのですが、
補聴器店で行う聴力の検査は、あくまで補聴器フィッテングの為の測定なので、
難聴の診断はできません。「あなたは中度難聴です。」とかは言えないんですね。
この「聴力データ」があれば、とりあえずおすすめの提案ができるわけです。
あくまで「とりあえず」です。
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