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補聴器はどちらの耳につけるべきか。補聴器の装用は右?左?両方?
両耳に難聴がある場合、聴き取りに関しては両耳がベストな選択でしょう。しかし諸々の事情で片方の場合は、効果のある方です。
気をつけるべきは、「悪い方の耳つけるんでしょ?」という思い込み。例えばこのような聴力だった場合。人によっては、左耳は良く聞こえてる。悪いのは右だから、補聴器は右につけると、思われる方が多いです。
右耳につけた場合、TVの音量は少し下げられるかもしれません。しかし実際の聞き取りが改善したかどうかは確認の余地があります。この例で、もし、一番解決したいことが、小さい声や低い声の人の聞き取りや、会議用の補聴器検討の場合は特に注意が必要です。
仮に別の人を例とした場合、解決したいことが、家族にテレビの音が大きいと注意される、電話は左耳で良く聞こえている。などの状況でしたら、右耳につけた方が、QOL(生活の質)がより改善するケースも経験があります。
お試し期間中の自己評価はとても大切です。ただし試し方によっては違った結果に至る場合もありますので、ぜひ、経験豊富な補聴器技能者や専門家からのアドバイスも検討材料にお加えください。